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2009年6月14日
■ 腐女子彼女。
2日連続の映画。昨日観た話題作ルーキーズとはうってかわって
「腐女子彼女。」という、知らない人はまったく知らないであろう映画です。
原作はもともとブログで、あまりの人気から書籍化、コミック化、
そして映画化と広がっていた作品です。
「腐女子」とゆう、とっつきにくいテーマを扱っているにもかかわらず、
テンポの良い掛け合いが楽しく、幅広い層に人気があります。
かく言うボクも原作の大ファンで、ブログ本はもちろん、
マンガも全巻持っており、映画もぜひ観たいと思っていました。
マイナーな映画だけに、東京では新宿の「シネマート」という、
50人くらいでいっぱいになりそうな映画館だけでしか上映しておらず、
しかたなく、はるばる遠征です。
ネタバレがどうの、という内容ではありませんが、
映画の内容を知りたくない!という人はこの先は読まないでください。
* * * * *
原作ファンとして、内容はそれなりに楽しめたのですが、
映画としては、うーん、という感じでした。
ボクはそんなに映画に詳しい方ではないのですが、
それでも、映像のつくりが単調だなー、と感じてしまいました。
予算の都合とか、いろいろと事情はあると思うのですが、
ちょっと残念だったかも。
あと、映画のキーワードにもなる「腐女子」の生態が
思ったよりクローズアップされていませんでした。
確かに、映画にするにはちょっとアレな部分もあると思うのですが、
期待していただけに、こちらももちょっと残念。
特に後半は、まったく腐女子エピソードがなく、
いわゆる(ベタな)ラブストーリーになっています。
逆に言うと「腐女子」について知識がなくても、
この映画を観るにはまったく問題はないと思います。
とはいえ、主役を演じる大東俊介さん
(イケパラで小栗旬さんの弟役を演じていました)のツッコミが、
原作に近い軽妙な感じで、かなりツボでした。。
あと、いろいろなアニメのパロディやコスプレなんかが出てくるのも楽しいです。
(「錬金術における等価交換の法則」などのくだりでは会場爆笑。)
途中からは原作にないエピソードになり、
ラストも少し異なりますが、それほどおかしな感じは受けませんでした。
むしろ、良かったかも。
大作映画とちがって、よく言えば「手作り感のある」映画でした。
小さい劇場でしたので、みんなで笑ったりして一体感があり、それも良かったです。
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万人受けする内容ではないと思いますが、
興味がある人はブログ本をぜひ読んでみてください。
まるで漫才のような、主人公と彼女さんのテンポの良いやり取りが秀逸です。
最初、主人公はいわゆるオタクではないふつうの大学生ですので、
オタク知識の前提がなくても楽しめると思います。
投稿者 チカモチ : 2009年6月14日 21:09
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