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2009年9月13日
遅ればせながら、「サマーウォーズ」を観てきました。
アニメ映画ながら評判が高く、かなり気になっていました。
オタク層だけでなく、ジブリアニメのような「家族で楽しめる映画」ということで、
単純な話かと思っていたのですが、
個人的に好みの世界観ということもあり、すごく感動しました。
ストーリーの意外さを楽しむ、という映画ではないと思うのですが、
内容に触れたくない、という方は、ここから先は読まないでください。
最初は淡々と話が進み、どうなることやらと思っていたのですが、
後半が怒涛の展開で、どんどん引き込まれていきます。
むしろ、前半の丁寧な状況描写が、後半に生きる感じで、
話の仕立てがうまいなー、と思いました。
ほのぼのした田舎の戦争、という内容かとも思っていたのですが、
2人の天才少年を軸にした電脳世界での戦いから、
最後には、リアルの世界の危機、という展開になります。
ハリウッド映画などでもありがちなストーリーに見えるのですが、
舞台設定、人物の描きこみなどで、現実感がすごく増しています。
あと、特筆なのが背景の精緻な書き込み。
登場人物はいわゆるアニメ絵なのですが、
自然の風景、サーバなどの機器などの書き込みがあまりにリアルで、
これも、ストーリーに入り込むのに一役買っているように思います。
クライマックスで家族が一致団結して戦いに挑むところは、
正直感動で涙が出ました。
ただ、この手のアニメ映画って、何で俳優さんを声優に使うんですかね?
俳優の演技と声の演技って、多分違うと思うので、
どうしても違和感が出てしまいます。
ただ、カズマ役の谷村美月さんはまったく違和感がなかったなぁ。
「神様のパズル」でも演技力が際立っていたし、
すごい女優さんだと改めて感じました。
終わったあともしばらく立ち上がることができないほど、
期待をはるかに上回る興奮と感動の名作でした。
明日からがんばろう、という元気をもらえたように思います。
折りたたむ
小説は正直あまり得意ではないのですが、
映画がすばらしかったのでぜひ読んでみたいと思います。
投稿者 チカモチ : 2009年9月13日 23:37
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