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2009年5月17日
■ GOEMON
紀里谷監督の最新作、GOEMONを観てきました。実は公開日の5/1に行ったのですが、翌日から原因不明の高熱で倒れ、
レビューを書くことができませんでした。
今さら、という感もありますが、せっかくなので感想を書いておきます。
いつも通り、なるべくネタバレをしないように書くつもりですが、
気になるという方は、ここから先は読まないでください。
* * * * *
やはり、紀里谷監督といえばまずは映像美。
前評判どおり、いやそれ以上に美しい映像に驚かされます。
背景はおそらくすべてCGで、
信じられないほどの繊細さで書き込まれています
編集だけでどれくらい時間がかかったんだろう、とあきれてしまうほどです。
主役の石川五右衛門を演じる江口洋介さんは、
この映画を観るまで、どうしても長髪でトレンディードラマなイメージが
強かったのですが、この映画ではまったく印象が違い、
最初から最後まで渋くてカッコよかったです。
そして何より、徳川家康役の伊武雅刀さんが、
圧倒的な存在感で作品に重みをあたえています。
個人的には、猿飛佐助、霧隠才蔵、そして服部半蔵といった、
有名どころの忍者が総登場しているところがツボでした。
そういえば風魔小太郎は出てこなかったなあ。
序盤から伏線が多数張られているのですが、
回収がうまくできていないように感じる部分があるなど、
ストーリー的には「?」がつく部分も確かにあります。
ただ、キャラクターの個性的な解釈やそれを演じる豪華な俳優陣、
そして何よりも、芸術的に美しい映像がそれを補って余りあります。
ぜひとも劇場の大きなスクリーンで観て欲しい映画だと感じました。
投稿者 チカモチ : 2009年5月17日 23:25
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